みやざきの
「耕畜連携」
2026年度
第1回
みやざきの堆肥
「生産工程」について
宮崎県では、自給飼料の安定生産・供給や良質堆肥の生産・県内農地への還元などを目的に耕種農家と畜産農家による「耕畜連携」を推進しています。
今回は、耕畜連携に不可欠である堆肥を畜産農家がどのように生産しているのかご紹介します。
堆肥は、家畜が日々排出する家畜ふん尿を発酵処理させることで生産されます。
良質な堆肥を生産するためにも微生物による発酵は欠かせません。
微生物が最大限活躍できるように、まずは副資材を利用して比重調整を行います。
比重調整は、10Lバケツに調整した原料を入れて、重量計で5~6kgが目安です。
◯副資材
もみ殻
おが粉
◯比重調整
豚ふん、鶏ふん・・・約55%以下
比重調整
副資材による水分の調整後は、
10Lのバケツで
重量計5~6kg程度
適正な水分量だと、積んでいるだけで微生物の働きにより発酵が始まります。
発酵がうまく進むと温度は60℃以上に上がります。堆肥内部の温度を60℃以上に保つことで、家畜ふん尿中に存在する各種病原菌や雑草種子を死滅させることができるため、しっかり発酵した堆肥は安全に使用することができます。
蒸気
※十分な発酵温度だと蒸気が出ます
温度計
※しっかり温度が上がっているか温度計で確認
切り返しとは、堆肥の山を重機等で混ぜ合わせ、中に空気を送り込み、発酵を促す作業です。
微生物の活動には水分だけでなく、新鮮な空気も必要です。
7~10日ごとに切り返しを行うことで、堆肥全体に空気を送ることができ、均一に発酵させることができます。
発酵が終了するまで切り返しを行いします。
重機による撹拌
撹拌機による撹拌
①~③までを3~6か月かけて行い、堆肥が完成します。
完成した堆肥は、褐色~黒褐色であり、サラサラして臭いがありません。
完熟堆肥
<堆肥を生産・販売する方々へ>
堆肥を他者に渡す場合は、有償・無償問わず届出が必要になります。
また、定期的に堆肥の成分分析を行いましょう。
<堆肥を利用する方々へ>
堆肥を利用する際は、利用する堆肥の成分と施用する土壌の栄養状態を確認(土壌診断)してから利用しましょう。
堆肥施用量を自動計算できるWebアプリがあります。ぜひご活用ください!
「みやざきの堆肥」がどうやって生産されているのかイメージいただけましたでしょうか。
畜産農家では毎日家畜からふん尿が排出されます。
それをただ処理するだけでなく、手間暇かけて良質な堆肥を生産しています。
生産された堆肥を田畑に還元し、その田畑で家畜の飼料が生産され、それを食べた家畜のふん尿から再び堆肥を生産する。
このような流れを耕畜連携と呼び、宮崎県ではこの取組を推進しています。
宮崎県内で堆肥を生産している方々をリストにまとめています。
サイト内で自分好みの堆肥を検索することも可能です。
堆肥をお求めの方はぜひご活用ください!
次回は、
「堆肥の利用について」
についてご紹介予定です!
今後とも『みやざきの堆肥』を、よろしくお願いします。
