みやざきの
「耕畜連携推進」
第4回
堆肥について(その2)
Ⅰ.堆肥の現状
本県は、全国の中でも耕地面積に対して家畜排せつ物量が多く、県内では畜産が盛んな地域が偏在していることから、地域内及び地域間の需要(耕種部門の堆肥利用)と供給(堆肥生産)のアンバランスが一部見受けられます。
県では、耕畜連携を始めとする地域内利用のほか、地域外・県外への広域流通及び農業外利用に取り組んでいます。
Ⅱ.良質堆肥生産の基本
● 比重調整
- 原料の家畜ふん尿の比重を、もみ殻やおがくず等で調整しましょう。
目安は10Lバケツ1杯あたり6kg前後です
● 発酵温度
- 60℃以上を保ちましょう。
家畜排せつ物内に存在する病原菌や雑草の種子を死滅させます。
● 切り返し
- 7~10日ごとを目安に切り返しを行いましょう。
発酵を行う微生物には、十分な空気を含ませる必要があります。
Ⅲ.堆肥生産に係る届出義務
堆肥を生産し、他者へ譲渡する場合、有償・無償を問わず、県への特殊肥料生産業者届出書を提出する必要があります。
「詳細はこちら↓」
<届出・問い合わせ先>
農業普及技術課 環境保全担当
〒880-8501
宮崎県宮崎市橘通東2-10-1
電話番号:0985-26-7134
Ⅳ.クロピラリドについて
●クロピラリドとは
海外で牧草生産に使われる除草剤の成分です。クロピラリドを含んだ輸入飼料を食べた家畜の堆肥には、クロピラリドが残留していることがあり、この堆肥を施用すると生育障害が出る場合があります。
※クロピラリドへの耐性は品目によって異なります。
ナス科、マメ科、キク科は特に弱く、低い濃度でも生育障害を引き起こすことがあります。
一方、イネ科、アブラナ科、果樹類などには影響が出にくいです。
<症状写真>
●クロピラリドの有無を確認するには
堆肥のクロピラリド残留状況を調べる方法として、生物検定があります。
堆肥と土を混ぜてポットに入れ、サヤエンドウを播種します。発芽した新芽の状況によってクロピラリドの残留状況を確認します。
●クロピラリドについて詳細はこちら
※ 次回は『耕畜連携推進事例』について紹介します!
今後とも『みやざきの堆肥』を、よろしくお願いします。
